David Shrigley

けして満足しないアーティスト、David Shrigley。不思議の国のアリスに出てくるチェシャ猫と同じイギリス北西部のチェシャ―出身です。漫画家、イラストレーター、作家、演出家、スタイリストなど、様々な表現の世界で活躍していますが、広い意味では特に視覚的なアーティストと言えるでしょう。ターナー賞にノミネートされ、ロンドンにある彫刻の台座にはフォース プリンス プロジェクトに選ばれた彼の作品、”Really Good”があります。立てた親指が大きく引き伸ばされた人間の手のブロンズ像で、記念碑に対する彼のアイデアを一時的かつ個人的に表現した作品です。ドローイングから絵画、彫刻まで、Shringleyの活動の場は幅広く、最新の”Brass Tooth”は、1本の歯から様々な作品を作り出しましたが、やはり最初の作品が世界で最もよく知られ、評価されています。ブラックユーモアの限界までダイレクトで人工的、皮肉的なセンスを持ち合わせたShrigley。政治的闘争と社会的挑発の一形態として書くことを愛してやまない革新派で、社会風刺の後継者です。