Tom Dixon
独学で学んだと誇りを持って公言する、アマチュア精神と素晴らしいデザイナーの才能の持ち主。それがトム・ディクソンで、確固とした具体的なスタイルを持った非順応主義者の作品の構造へのこだわりは、評論家に「脊椎」と定義されています。好奇心から確信を覆すトム・ディクソンは、溶接と金属に魅了されたところから始まり、世界的な有名ブランドのデザインやクリエイティブディレクターに抜擢され、最終的にはギャンブラー並みの勇気を持って独立。2002年に自身の名前の会社を設立し、19世紀末イギリスで起こったアーツ・アンド・クラフツ運動やバウハウスの精神を連想させる考えに基づいて、生産、供給、マーケティングまで全ての過程を社内で行っています。初期同様、金属に強く惹かれながらも常に新しいものを追い求め、その名声は頂点を極めて、リサイクル材への情熱からパリのボーブールやニューヨーク近代美術館MoMAの展示ルームまで広がりをみせています。